6月、梅雨空に咲く紫陽花(あじさい)を林芙美子は好んでいた、ということで、 6月は「紫陽花忌 」と云って「林芙美子を偲ぶ会」が開かれている。
林芙美子にはれっきとした手塚緑敏(通称ロクさん)という夫がいながら恋人が沢山いた。そのうちの一人に、シベリア鉄道一人旅でヨーロッパまで会いにいったこともいる。
戦後あるルポライターが2週間かけてシベリア鉄道に乗ってヨーロッパに行ったが、心細く心配で辛い旅だったと語っていたが、恋に身を焼く芙美子にとってはわくわくする旅であっただろう。
しかし、この芙美子よりもっと凄い女性がいた。芙美子の母である。
この人、九州で最初芙美子の実父と結婚している。自分より14歳年下の宮田麻太郎という人である。
この芙美子の実父が浮気をしたというので別れて、後、芙美子の養父となるあの「放浪記」、「風琴と魚の町」に出てくる人物で、母子が尾道に来た時の相手、沢井喜三郎は、芙美子の母より20歳年下だった。
芙美子の母親はどうも年下が好きらしい。
芙美子は名をあげ、48歳で亡くなった。(1903~1951) すると母親は芙美子の夫、手塚緑敏に結婚を申し込んだということである。
実は内々に関係があったという人もいる。この母あってこの娘あり、ということか。
今だったら五月みどりがいるが、この二人には目じゃない。まあ、テレビもワイドショーも無かった時代ではあるが、「ようやるわ。」ということだ。
だからあの名作「浮雲」が生まれたのであろうか?この芙美子のお母さんが可愛くて、活き活きしていて、中々魅力のある人物だったらしい。
今の世の女性よ、"負けるな、芙美子の母ここにあり"ということか?
-林芙美子像-
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